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 Access97データベース工作室>郵便番号の検索
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今回は・・・。郵便番号の検索データベースでも作ってみます??
いや、別に理由はないんですけど・・・。
何かこう、身近な情報をネタにしたほうが、作り甲斐がありますでしょう?

今、郵便番号の検索って、ワープロソフトでもできるやつ多いし、漢字変換機能の中に含まれてたりもしますから、必要ないんですけどね・・。
とりあえず、わかりやすい題材として・・・・今回は、郵便番号の検索をするデータベースを作ってみましょう。

じゃあ、まず郵便番号のテーブルを用意しましょうか。え?なんでかって?あたりまえじゃないですかっ。


【準備】

まずはAccessとはぜんぜん関係ないところからスタートします。
あれ?今何やってるんだっけ???なんてことにならないように、ゆっくり進めてくださいね。


郵政省のサイトで、郵便番号のデータをテキストファイル形式(CSV)で入手することができます。
(URLは変更になることが予想されますので・・・Yahoo等で郵政省の郵便番号をダウンロードできるところを探してみてくださいませ)

「東京と神奈川だけでいいや」という方は、ふたつダウンロードしましょう。
よくわからん・・・という方は、でっかいですけど全国一括、挑戦してみましょうか。

あと、企業や学校などに、専用の郵便番号が割り当てられてることってありますよね。
そっちの分のファイルもあるはずですから、必要になりそうだな、と思ったら、そっちもダウンロードしときましょう。

データが大きいんで、圧縮してあるようですね。lzhという形式の圧縮ファイルになってます。
これをダウンロードしましょう。全国一括はさすがに多少時間がかかりますんで、時間の余裕のあるときにやりましょう。


圧縮された状態じゃ使えないんで、これを解凍します。
ファイルを圧縮したり解凍したりするソフトやツールが必要なんですが、何かお持ちですか?

わたしは普段、LHUT32というツールを使わせていただいてます。
これは、LHAユーティリティー32のホームページというところからダウンロードさせていただいたものです。
圧縮形式のファイルについていろいろ詳しく掲載されていて、とても勉強になるページです。

lzh形式のファイルを扱えるツールをお持ちなら、それを利用して、とにかく解凍しましょう。

解凍すると、拡張子が.CSVと付いてる、いわゆるカンマ形式のテキストファイルという奴になると思います。
表計算ソフトとか、データベースソフトなんかで共通して利用できるファイル形式ですよね。

どういうのかっていうと、

わはは。なんじゃこりゃー。全国一括分だと、10万件以上ありますからねぇ。
10万行のワープロ文書ってことになりますね。重たい重たい。

テキストファイルっていうのは、ワープロソフトなんかで開くことができるタイプの、要するに文字だけのファイルってことですね。

ヨーク見ると、ところどころカンマがありますよね。え?カンマってナニ?って???・・・ ←こういうの。
おたまじゃくしみたいな記号のこと。画面じゃちょっと見にくいですけどね。
郵便番号と住所とか、カンマで区切られてることになってるでしょ。でも、桁が揃ってないし、なんかぐちゃぐちゃですよね。


きちんと整備されているファイルなので、ウィザードで型通りのインポートをすれば、ちゃんとテーブルが出来上がるはずです。
カンマをフィールド区切り記号に指定して、新規テーブルに書き出すようにしましょう。

このまま全部とってきてもいいんですが、どうやら必要なさそうなフィールドもありそうですね。じっくり見てみましょう。

いらないフィールドは、スキップすることもできるので、この機能もうまく活用して、必要なものだけインポートするようにしましょう。
判断付かない場合はとりあえずこのまんま全部インポートして、後でフィールドを削除すればいいでしょう。

新規にテーブルを作る指定にしたので、左から[フィールド1][フィールド2][フィールド3]と、仮のフィールド名がついてますよね。
これはインポートした後でテーブルのデザインを変更すればいいんですけど、ここでも変更できます。挑戦してみましょうか。

ええと、おそらくですが、

[フィールド1]=>市区町村の区別をするためにつけられたコード。市区番号。データ型をテキストにしてみました。

[フィールド2]=>5桁のときの郵便番号。旧。これはいらないかな。

[フィールド3]=>平成10年2月からの、7桁の新しい番号。郵便番号

[フィールド4]=>アイウエオ順に並べたり検索したりするときにいいかも。都道府県カナ

[フィールド5]=>アイウエオ順に並べたり検索したりするときにいいかも。市区町村名カナ

[フィールド6]=>アイウエオ順に並べたり検索したりするときにいいかも。地区名カナ

[フィールド7]=>都道府県

[フィールド8]=>市区町村名

[フィールド9]=>地区名

[フィールド10]〜[フィールド15]=>フラグのようですね。これもいらないかな。

あたしは、青い字で書いたようにフィールド名を変更して、[フィールド2]と[フィールド10]〜[フィールド15]をインポートしないように設定してみました。
カナもイラナイかなーと思ったんですけど、なんか役に立つかもしれないんで・・・。


主キーが悩ましいとこなんですよね。
実際、郵便番号と住所は対かなと思いきや、データベース用のファイルじゃないんで、郵便番号がダブってたりする可能性があるんですよね。
とすると主キーにはできないです。

思い切って主キーなしのテーブルってのでもいいかなと思うんですが、ここはひとつ、オートナンバー型のフィールドを設けて、主キーを作ってもらっちゃおうかなと思います。
件数も多いし、なんか役に立つかもしれないんでね。

インポートするテーブルを新規に作りますから、なんか名前をつけて、設定完了。インポート処理を始めましょう。

件数が多いんで、チョーっとジカンがかかりますね。
画面左下のステータスバーの部分に、青い帯表示がでるので、それを目安にしてじっと待ちましょう。

パソコンの性能によって、かかる時間はまちまちです。あたしのはちと古い機種なんで、けっこう時間かかりました。
みなさんとこはいかがでしょう。なんせ12万件近くありますからねぇ。

終わるとこんなメッセージが出ます。終了の報告ですね。

テーブル、できました?開いて確認してみてくださいね。

おほほ。できてるできてる。にしても、でかいテーブルになりましたねぇ。