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 MS-Access97超入門>外部データの活用
 はじめに インポート(mdb) インポート(xls) インポート(txt) リンク(mdb) リンク(xls) リンク(ODBC) テーブルをエクスポート



■ODBC経由でテーブルのリンク

インポートの場合も同様ですが、パソコン間の情報のやり取りには、ODBC(Open Database Connectivity)というものがあります。
これは、Accessに限らず、幅広くいろいろなデータベースを結び付けるための、架け橋的な役割を担う技術のひとつです。

あらかじめ、ODBCドライバをセットアップしておくことによって、そのデータベースに接続し、中のデータを利用することができるのです。
え?ドライバって何かって?うーん、プリンターを使えるようにするために、プリンタドライバってのをセットするじゃないですか。
コントロールパネルのプリンタのところで。あんな感じのやつですよ。みなさんのパソコンと、外部にあるデータベースを結ぶためのものです。

わたしのパソコンは個人で使用してるものなので、特になにもないんですけど・・・。
みなさんのオフィスのパソコンなんかだと、サーバーにOracleとかSQLサーバーとか、そういうデータベースを利用して、給与計算とか、販売管理とかやってらっしゃるかもしれないですよね。で、そのデータベースの中に、顧客データとか、去年の売上の累積データとか、これから作るAccessのデータベースの中で利用できたら便利なんだけどなぁ・・・と、のどから手が出るほどほしくなるデータが転がってるかもしれないですよね。

だって、会社のサーバーの中に顧客データベースがあって使ってるのに、Accessで作った見積システムの中にまた顧客テーブル作って1から入力するの、ばかばかしいじゃないですか。それに、お客さんの住所変更なんかあって、サーバーの顧客データベースはこう新されてるのに、見積システムの方は古い住所で出てきちゃうーなんてことも、ありえるわけですよね。

もちろん、会社の中には、そうそうカンタンに公開できないデータとかあると思います。技術的にできるできないということとは別に、問題があるかもしれませんので、あたしには一般的なお話しかできないですけど・・・。

でも、顧客データとか、社員データとか、商品データとか、そういう台帳的なデータって、あんまりあっちこっちにばらばら作らない方がいいと思うんですよね。どれを参考にして処理を作っていったらいいのか、わかんなくなっちゃいますもんね。

上記のように、各クライアントのコントロールパネル上の「ODBCのドライバ」の設定が正しくできていれば、サーバーのデータベースのデータを利用することができるはずです。


接続するデータベースの種類にもよりますが、リンクしてしまえばあとはAccessのテーブルと同じイメージで使用することができます。もちろんインポートも可能です。

ただ、ODBCドライバ自体、バージョンの古い新しいがありますし、相手側のデータベースによっては、かなり処理スピードが遅い場合もあります。
・・・これは致し方ないですね。処理に耐えられないほど遅い場合は、ODBC経由のリンクはあきらめて、完全にインポートして使用する方法を考えた方がよいでしょう。

サーバーのデータベースですから、この後、ユーザーIDやパスワードを要求してくると思います。ただ接続させてはくれませんよね。
なのでいきなりはじめず、ちゃんとサーバーのデータベースを管理している人とやり取りをしながら進めてくださいね。

リンクすると、ふつうのテーブルですけれど、アイコンが地球儀のカタチになります。