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 MS-Access2002チョ〜入門部屋>ということで百人一首
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ということで百人一首 4

■歌を表示するフォームを作る

今回は、あんまり難しいことをやらなくてもできるように、その分アイディアで勝負しようと思ってますので・・・。
とりあえず、イメージとしては、↓こんな感じのフォームにしようと思ってます。

上の句と下の句は、基本的にどれか一致するんですけれど、でも、このフォームの中では、上の句と下の句は、バラバラに機能してないとならないんですよね。連動してちゃまずいです。だから、サブフォームといっても、セオリーどおりのサブフォームでは意味がありません。
上の句選んだら下の句が自動的に表示されたのでは、かるたにならないですよね。
そうしたいのなら、最初に作ったテーブル開いて眺めてたらいいわけですからね・・・。

こういう場合は、上の句のフォーム(単票形式)と下の句のフォーム(表形式)をひとつずつ作って、無地のフォームに埋め込むって作戦が使えるんじゃないかと思います。無地のフォームは、まあ、額縁というか、固定用というか。

まず、上の句のほうから・・・こちらは、1句だけ表示させるタイプのフォームにしたいので、単票形式です。
表示させたいのは上の句だけなんですけど、検索するとき扱いやすいと思うんで、くだんの[番号]も一緒に選んでおきます。
今回ご用意したテーブルでは、詠み人名も入ってますので、詠み人も表示させたいなぁと思ったら、こいつも一緒に選んでおきましょうか。
全フィールドではなくて、テーブルの中からふたつみっつ必要なフィールドだけ表示するフォームを作りたいときは、オートフォームじゃなくてフォームウィザードの方が手軽かな・・・と思います。

選ぶフィールドとしては、こんな感じですかね。

わたしは、[上の句用]っていうフォーム名にしました。
出来上がりは、こんな感じになってたんですけど・・・。ちょっとデザイン変えますかね。
左上のツールボタンをクリックしてデザインビューに切り替えて・・・。



右側にある「ラベル」は、↓今回はいらないので、クリックしてからDeleteキーを押して、削除しちゃってください。

で、テキストボックスの大きさや位置を調整しましょうか。
テキストボックスの色などをいろいろと変えることで、見た目の雰囲気変わってきますんで、画面上のツールバーを使って各テキストボックスの書式を工夫してみましょう。



あと、多分、フォームの「スクロールバー」とか、いらないと思うんで、こういうものを「いいえ」「なし」にしておきますかね。



ちょっとこの辺で、フォームビューに切り替えてみましょうか。

実にシンプルなフォーム・・・。
ところで、このフォームから、データを入力したり書き換えたりって、しないですよね。
そうすると、上のように、「どっかのテキストボックスにカーソルが入ってる状態」ってのも、ちょっと目障りな感じしますね。
テキストボックスを透明にしていたとしても、カーソルがあるときは上のように白くなりますし。

そこで・・・。
テキストボックスを「使用しない」状態にしちゃいましょう。

全部のテキストボックスをこうしておけば↑

カーソルなんてどこにも現れないですよね。

こんなもんでいいかな。
あとは、下の句用のフォームを作ってから調整しましょう。
上の句用のフォームを、保存しながら、閉じてください。



同じような要領で、下の句用のフォームも作ります。
今度は、[番号]と[下]の句のみ選んで、表形式のフォームにします。

出来上がりはこんな↑感じなので・・・。
こちらも、上の句用のフォームと同様に、デザイン等々変更をして見栄えよくしましょう。

ただし、コチラの場合は、「スクロールバー」だけは、「垂直」方向に表示されるようにしておいてください。
そのほかは、上の句と同じような感じで変えていけばいいかなと思います。



わたしはこんな感じにしてみました↓。

フォームビューにすると↓こんな感じです。

これも、あとで微調整する必要が出てきたら、その都度修正するといたしましょう。
保存しつつ、閉じます。

では次に、無地のフォームを作ります。
何にも選ばないで、単に「デザインビュー」を選んだ状態でOKボタンをクリックすれば、どのテーブルとも結びついてない、無地のフォームができます。

出来上がったフォームに、サブフォームを埋め込みます。
わたしは常日頃、コントロールウィザードはオフの状態にして使ってるので、今回もそのつもりでお話を進めますね。

ツールボックスから、サブフォーム/サブレポートボタンを、クリックし、フォーム内のどこかをクリックします。
すると、↓図のように、「埋め込み」というコントロールができます。

多分、ラベルはいらないと思うので・・・「埋め込みxx」と書いてあるラベルは、削除しちゃってください。



で、さっき作った上の句用のフォームを、「ソースオブジェクト」というところに選択します。
つまり、この枠の中に、[上の句用]というフォームを出します、ということですね。
上の句用に作ったフォームの大きさを思い出しながら、大きさを変えておきましょう。

といっても、そんなの目測で分かるわけもないので・・・。
フォームビューに切り替えつつ、確認しつつ、変更していきましょう。

ちょっと横に広げた方がいいかなーとか、様子を見て、またデザインビューに戻って・・・。

わたしはさらに、立体表示や境界線の色などを調節してみました。

ほら、こうしておくと、↓サブフォームだってわからないでしょ。

同じ要領で、下の句用に作ったフォームも、このフォームの中に埋め込みます。
デザインや大きさなど、微調整してくださいね。

で、このフォームの(無地のフォームのことです)プロパティも、必要に応じて調節しておいてください。
フォームですから、スクロールバーとかレコード移動ボタンとか、表示されるようになってますからね。
必要ないなあと思ったら、表示しない設定にしておくとよいでしょう。



でもって、このフォームも、名前を付けて保存しましょう。
わたしは、[百人一首フォーム]という名前をつけました。

こんな感じのフォームになりました↑。
このフォームを開いて、上の句を見て、下から下の句を探す・・・という感じに仕上げようと思います。