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 Access97データベース工作室>在庫のザの字はどう書くの〜♪
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まずあたしゃこんなフォームを作ってみました。棚卸テーブルを基にした単なる表形式のフォームです。

棚卸フォームという名前をつけました。

新規にレコードを追加するようなフォームでもないし、ここから期初在庫とか商品名を修正入力しても、商品マスターと何のかかわりもないワークテーブルなんで、意味ないですよね。そこで、フォームのプロパティをいじって「追加の許可:いいえ」にし、商品番号から入庫数までのテキストボックスを全部「使用不能」「編集ロック」状態にしました。

この辺はお好みで・・・。


で、同じように棚卸リストという名前のレポートを作りました。

土台は棚卸テーブルを基にした表形式のレポートで、それに手を加えてできるだけ見やすいレポートに仕上げてみたつもりです。

一番左端に連続番号をつけようと思いまして、空の(非連結の)テキストボックスを作りました。ちっちゃいので事足りると思います。
で、このテキストボックスのデータプロパティを指定します。
コントロールソースに=1、集計実行に[全体]。。。
これで、ほんとはこのテキストボックスには数値の1が表示されるところなんですが、一行一行累計を取るので2,3,4・・・と増えていくってわけですね。
こういうための機能ではないんですけど、こういう時も役に立ちます。


こういうのはフォームでは不可能に近いんですよ。
レポートならでは、ですね。



で、印刷するとこんな感じのレポートになりました。
これを手元に持って、倉庫にいって、「システム上は242個になってるけど鉄人28号は実際にはいくつあるかな・・・」とか、もろもろの調査をするわけです。
あ、棚卸のとこね、実際はゼロゼロゼロって出てくると思うんですけど、要らないですよね。書き込むための欄なんだから・・・。
手っ取り早く[棚卸]のテキストボックスを削除しちゃうか、文字の色を白にすればよいでしょう。

このレポートは、棚卸フォームのフォームフッターにでもコマンドボタンを作って、いつでも印刷できるようにしておくとよいでしょう。


で、調査が終わったら、実際の倉庫の中の商品の数をひとつずつ入力していきます。

で、入力した値は、とどのつまりは棚卸テーブルに入力されるわけですね。


もうここまでくればお分かりですよね。期初在庫を更新する更新クエリーを作るわけです。

[商品マスター][棚卸テーブル][商品番号]で結び付けて、[商品マスター]から[期初在庫]だけを選びます。

レコードの更新欄は[棚卸テーブル].[棚卸]

新しい在庫数が入ってるフィールドですね。
[棚卸]っていうフィールドが[棚卸テーブル]の方だけのフィールドなら、[棚卸]と書けばわかってくれるとは思いますが、いちおうこういう時の決まりの書き方なので、[テーブル名].[フィールド名]ということでアタマに入れてください。

これを実行すると、[期初在庫]が[棚卸テーブル]の[棚卸]の値に書き換わるわけです。
ゼロのままだと、ゼロになっちゃいますから、全部入力し終わってから、これが鉄則になります。
まあ、抽出条件欄を使って、ゼロじゃない数だけ更新するようにしてもいいかもしれないですけども・・・その辺はケースバイケースで工夫してみてください。


で、この後、[出庫テーブル][入庫テーブル][注文テーブル]を空っぽにして、棚卸後の新たな処理に備えるわけですけども、削除する前に[出庫テーブル][入庫テーブル]の中のレコードを、別のテーブルに移しておこうと思います。

[出庫テーブル][入庫テーブル]とまったく同じ構造のテーブルをふたつ作って、
それぞれ追加してもいいんですが、入庫、出庫と処理分けしてひとつのテーブルに
突っ込むのもひとつの手です。
あたしはこんな感じのテーブルを作ってみました。



で、出庫テーブルを基にクエリーを作ります。追加クエリーです。追加先は、今作った累積テーブル

で、ちょっとした技ですけども、それぞれ該当するフィールドに追加されるように指定をして、空いてるグリッドに、[出庫テーブル]からの追加なら"出庫"、[入庫テーブル]からの追加なら"

入庫"と入力されるようにしました。また、今日の日付を[棚卸日]として残すようにしておこうと思います。

Date()と、Date関数を使ってみました。

後で、ダブって追加されないようにチェックをかけたいときなど、役に立つと思いますよ。
今日はそこまではやんないですけども・・・。

このクエリーをQ_累積テーブルに追加としました。

もし、入庫テーブルのレコードも削除するので・・・ということなら、これの入庫テーブルバージョンも作りましょう。

そっちは・・・Q_累積テーブルに追加_入庫とでもしておきましょうかね。