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 Access97データベース工作室>顧客管理システム
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一口に「顧客管理」といっても、会社によってやり方違いますからね・・・。
今回はとにかく、簡単なやつを作りつつ、MS-Access97の操作のおさらいをしてまいりましょう。

速攻データベース作り、行ってみましょう。
とにかく短時間にぱぱっと作ってみて、細かい操作よりもまずオブジェクトのつながり、役割をなーんとなくつかんじゃうことが早道です。

ここでは「顧客管理」っていうのに挑戦してみましょう。
といっても、ほんとにちっちゃい顧客管理。
土台になる部分だけぱーっと作りますから、「わたしだったらこういうふうにしたいな」とか、いろいろアイディア練ってみて下さい。

Now Start!!


まずは空のデータベースを作りましょう。
データベースウィザードに「顧客管理」っていうのがありますが、これを使っちゃうと、自分で応用するときなんかどこから手をつけていいかわからなくなっちゃうと思うんで、まず地道に作る方法から挑戦してください。

地道な手作りの方法をマスターして、「あ、顧客管理にはこういうテーブルが必要なんだな」みたいな構図が浮かんでからでもいいと思いますよ。
データベースウィザードを利用するのは。

で、名前をいきなりつけます。月並みですが顧客管理みたいな名前にしました。みなさんもなんか適当につけてください。

いわゆる「データベースウィンドウ」というのが開いて、これで「器」ができたことになります。

オブジェクトを作る順番みたいな決まり事はまったくないので、どこから着手してもかまわないんですが、
はっきりいってテーブルから作るのがフツウでしょう。

あたしらもそうしましょう。
テーブルは、左上の「テーブル」っていうところ(出っぱった部分。
タブといいます)が一番手前に重なってるように見えてる状態で、[新規作成]ボタンをクリックします。

余談ですが、このウィンドウを閉じるということは、顧客管理のデータベースを閉じるという意味になり、ワープロでいうならその文書を閉じるっていうことと同じになります。
また顧客管理.mdbを開けばいいんですけど、作業中はうっかり閉じないようにしましょう。


テーブルとクエリーは、なるべくウィザードに頼らず、手作りするようにしましょう。
えーなんでー本にはウィザードで作るように書いてあるのにー・・・・・・・
と、お思いの方もあると思いますが、テーブルとクエリーはの主軸になりますんで、まずは自分で手作りする方法に慣れてください。

絶対その方が、使いやすくて応用の利くシステム作りができますって。
今日は、デザインビューを選んで[OK]ボタンクリックしてください。

出てきた画面が、テーブルのデザインビュー。テーブルの構造を設計するためのおたすけ画面です。
「フィールド名」欄に、この顧客管理に必要と思われる項目をひとつずつ書き込んでいきます。
で、その項目は、数字なのか、文字なのかといった基本情報を「データ型」欄にしていします。コメント欄はちょっとしたメモに使いましょう。

こんな感じのテーブルにしてみました。
あたしはこれしか項目思いつかなかったんですけど・・・・。
他にもなんか「こんな項目が必要かも」なんていうのがあれば、盛り込んでみてください。
でも、最初からあんまり欲張っちゃだめですよ。後で追加する事だってできますしね。

で、[顧客番号]を主キーにします。主キーってなんだ???っていう方も、とにかく今日はこれを主キーにしましょう。

作りかけの状態でも、時々保存しながら操作した方がいいですよね。停電とか、あるかもしれないし・・・。
フロッピーディスクのツールボタンをクリックしましょう。

いっとう最初は名前をつけないといけないんで、こんな画面になります。顧客マスターとでも名前をつけて保存しましょうか。

で、テーブルの中に必要なフィールドを書き込むことができて、主キーの設定もできて、いいかな?となったら、改めてまた保存ボタンをクリックして、このテーブルを閉じましょう。


テーブル、ひとつできましたね。んじゃ、これ、「開いて」みましょう。

テーブルを開くとデータシートビューという表示状態になります。言うなればテーブルの中身。今作ったばかりのテーブルなので中身は空っぽですよね。

なんか入力してみますかねぇ。これの使い方はみなさんオッケーでしょうか。
一番下の、ウニみたいなマークがついてる行に入力していきます。
これはデータベースで、表計算ソフトではないので、データはどういう順番に入力されたとしても、基本は主キーの順に並らぶことになります。
主キーがないテーブルの場合は入力順に並びます。

「あっ、2行目と5行目を入れ替えたい!」と思っても、規則性のない入れ替えはできません。

だから、思ったように並べ替えのできるようなフィールドをひとつふたつ設けておかないと・・・。
顧客番号とか、あと、顧客名のフリガナとかね。あると便利かもしれないですね。

2〜3件入力してみてください。で、テーブルのウィンドウは閉じましょう。


で、次にフォームを作ります。

フォームのタブをクリックして、[新規作成]ボタンをクリックしましょう。

で、フォームは少々手間がかかることもあるんで、まずオートフォーム機能を使ってたたき台を作りましょう。
顧客マスターを基に、オートフォーム単票形式を使ってフォームを作ります。


できました?
まあ、これでも使えますけど、もうちょっと工夫してみましょうか。
フォームは基本的に、単に開くと、もとにしているテーブルの1件目のレコードを
表示する仕組みになってます。この辺も常に頭に入れておくとよいでしょう。

ここで一息ついて、確認しておきましょう。
このフォームに表示されている顧客データは、顧客マスターに入力されているもので、
フォーム自体はデータは持ちません。
ここに必要なデータを表示するためには、まず基になるテーブル顧客マスターを見直す、
っていうことですね。



フォームとテーブルの役割、しっかり区別しておくとよいと思います。

フォームも、時々保存しながら作業しましょう。やっぱりフロッピーディスクボタンで保存します。

無難に、顧客マスター登録という名前のフォームにしますかね。へへへ〜。まじめでしょ。めずらしく。