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 MS-Access2000超入門部屋--アクションクエリ
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■更新クエリ

お次は「更新クエリ」行きましょう。
こいつが一番ややこしいかな・・・というか、どういう時使うべきか、ってのが想像しにくいもんかもしれません。

イメージはこんな感じです。
「練習のテーブル」の中のデータを、一定の法則に基づいて書き換えたいときに使います。
例えば売上を1.2倍にしたいとか、そんな感じ。

とりあえずやってみますかね。



ふつうにクエリを作ります。
「練習のテーブル」を基にして・・・。

んで、上のようにしてみましょう。
「売上」のフィールドだけ選んで、右側にオリジナルのフィールドを作ります。

 

と書くと、「答えは」というフィールドができて、「売上」に1.2掛けます。


データシートビューに切り替えてみると・・・。
なんとなく、1.2倍になってるような気がしません???

実行後、「売上」の値が「答えは」で確認した右側の値に書き換わる、というクエリにしようというわけです。
それが「更新クエリ」ですね。

んじゃ、デザインビューに戻りましょう。



ココまでよければ、このクエリを「更新クエリ」に変えます。
ツールバーの「クエリ」か、メニューバーの「クエリ」から、「更新(U)」を選んでください。


そうすると、「レコードの更新」という欄が出てきますよね。
「売上」の下のところに


 

と、式の部分だけ書きます。



で、確認用に設けたフィールドは要らないので・・・。
黄色いとこあたりをクリックして、Deleteキー押せば削除できますんで、消しちゃってください。

これで、「売上」に「売上×1.2」の値が代入され、更新されるクエリが出来上がりました。

式の作成に自信があるならよいのですが・・・必ず、なんか仮のフィールドを作って、思ったような答えが出るかどうか確認してから「レコードの更新」欄に書いてくださいね。
元に戻すことはできませんから・・・。



んでは。

このクエリ、繰り返し後で使う可能性があるなら、名前を付けて保存しておきましょう。赤い印をつけたツールボタンですよね。
「Q_更新クエリ」とでも名前付けときましょうか。
おまかせしますよ。

で、このクエリを実際に実行するためには、黄色いマル印のボタンじゃなくて、緑色のマル印のボタンのほう。こっちをクリックしてはじめて、実行されます。
んじゃ、行きましょう。



お、なんか、メッセージが出てきましたよ。
「はい」の方をクリックしましょう。


なんか、あっけないですけど・・・。
テーブルの中、確認してみましょう。「売上、金額が増えてます???


確認できたら、テーブルは閉じましょうか。

で、このクエリ・・・
例えば、繰り返し実行したとしたら、どうなるんでしょう???



やってみましょうか。
更新クエリをダブルクリックするか、左上の「開く」ボタンをクリックしましょう。どちらの操作も、このアクションクエリを実行する、っていう動作になります。

まずなんか確認のメッセージが出て・・・。

さっき見たのと同じメッセージが出ますね。
こちらも「はい」の方をクリックしましょう。



と、いかがでしょう。
さらにさらに、値はどんどん増えていくと思います。

間違えてがんがんダブルクリックしちゃうと、「売上」ががんがん増えちゃう、ってことになっちゃいます。
扱いには気をつけないと。

でも、テーブルの中の値を一括更新!なんてとき、活躍してくれるオブジェクトですよ。
このクエリで思うような処理を作るためには、クエリそのものの作り方より、式の作り方をいろいろ研究しないとならなそうですね。