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 MS-Access2000超入門部屋--アクションクエリ
 [アクションクエリとは] [追加クエリ] [テーブル作成クエリ] [更新クエリ] [削除クエリ]  [マクロで自動実行 1 2 3 ] 



■アクションクエリとは?

MS-Accessのいろんな操作、見ていただいたと思いますが、だいたいどんな感じで組み立てていくもんなのか、雰囲気つかんでいただけました???
とにかく「図画工作」の感覚で、データベースを組み立てる段取りをつかまないことには、Accessのツールボタンとかメニューの操作方法覚えても先に進めないんだなぁってとこ、つかんでいただければオッケーだと思いますよ。

さて、それでは今日は「アクションクエリー」というものについてお話しますね。
このクエリーがどういうとき必要になるのか、どう使っていくものなのか・・・それは、みなさんで判断なさってみてください。
データベースを作っていく上で、すごく重要になるオブジェクトだとは思うんですけど、とにかく作り方と役割をしっかり押さえていただかないことには。

いろんなとこでお話してますんで繰り返しになっちゃいますけど、MS-Accessは、データベースを作るための道具と材料を提供してくれるだけです。その道具と材料をどうやって使っていくかは、皆さんが考えないといけないんです。それには、その道具と材料の性質や使い方を知っておかなくちゃなりませんもんね。

例えば・・・下のようなテーブルがあったとします。
名前を「練習のテーブル」と言います。

何件かデータが入ってますよね。このテーブルの中のデータを・・・

全部のデータの「売上」を1.5倍にして、「売上」を更新する。
別のテーブルからレコードを追加して持ってくる。
「結果」がYESのレコードだけ、他のテーブルに移す。
「分類」がGのレコードだけ削除する。
「日付」が古いレコードだけ取り出して、新しいテーブルを作る。

具体的に何かアクションを取るクエリーのことをまとめてと呼んでます。

まあ、そんな大きな声で呼ぶ必要はないんですが・・・。

どうです?なんか、先々必要になりそうな気がするでしょう???
じゃあ、まずは基本的な操作の仕方と、役割について押さえましょう。




練習用として、上のような構造のテーブルを作ってください。
あ、もちろん、全く同じじゃなくてもいいですよ。
とりあえずわたしは、ここでは左のテーブルを例にとってお話しますね。

で、適当に15〜6件、なんかデータ入力しておいて下さい。


では、まず・・・。
今まで扱ってきたクエリー、思い起こしてみてください。

例えば、「練習のテーブル」から「分類が"G"のレコードだけ取り出したい」場合は、どんなことをやればいいかというと・・・まあ、一番最初に、左のようなクエリーを作ったらどうかな、と、すぐ思いつけばオッケー。
もちろん他にも方法はありますが、基本はまずクエリーで考えましょう。

「私はクエリーは使わないので、いつもVBAでやってます」っていう人もいるでしょう。それはそれでいいんですよ。方法は1種類じゃないですからね。


でも、そういう人は、なんでMS-Access使ってんでしょうねぇ・・・。
やっぱ、Access使うなら、絞込みや検索の仕組みはまずクエリーで考えるべきじゃないのかなぁと、わたしはそう思うわけです。
まあ、いろんな使い方がありますもんね。

で、このクエリ、普段どう使うかというと、データシートビューに切り替えたりして、

こんな↑感じの画面にすると、分類が"G"のレコードだけにしぼりこまれた結果を見ることができるので、あ、なるほどって、これでもう用済みだったりします。
また、このクエリに名前を付けて保存して、フォームやレポートのレコードソースにして使ったりしますよね。


例えば、こんな感じのフォーム作って表示を工夫してみたりしてね。


あ、例えばの話ですから、作らなくていいですよ。(作ってもいいですけど)
今日はこういうフォームは使いません。

この辺のイメージがぜんぜん湧かない・・・という方は、ちと先々厳しいかもしれないです。
こんなのは理屈じゃなくて雰囲気というか感覚というか、使ってるうちに何となく理解していくトコだと思います。あまり難しく考えずに理解を深めていってくださいね。


こういうふうに、クエリーを開いた実行結果を、データシートビューで見たり、またフォームやレポートのレコードソース代わりに使ったり・・・。
そういう類の、いわゆる普通のクエリーのことを「選択クエリ」と言います。

あまりにあたりまえなので、わざわざ「選択クエリ」とは言わず、ただの「クエリ」と呼んでることが多いかもしれないですね。

それに対して、今からお話するような、クエリの実行によって、基にしているテーブルの中の値が書き換わったり、新しいテーブルが作成されたり、レコードが削除されたりするような、具体的なアクションを取るクエリのことを「アクションクエリ」と呼ぶのです。


で、アクションクエリにはどんなのがあるかというと・・・


 追加クエリ:テーブルにレコードを追加するクエリ。

 更新クエリ:テーブル内のデータを更新するクエリ。

 テーブル作成クエリ:テーブルを新しく作るクエリ。

 削除クエリ:テーブル内のレコードを削除するクエリ。


と、全部で4種類あります。
どれをどういうときに使うか、ということを覚えるのではなくて、まず作り方と役割を知って、状況に応じて使っていくことができるようにしましょう。

ではでは、いちおう順番にお話してまいりますね。
「更新クエリだけ見たい!」という方は、このページの一番上にサブメニューがありますので、そちらから選んでください。