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 Access97データベース工作室>食いだおれデータベース
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では、仕上げです。
やらなくても別にどうってことないことですが、多分いつか役に立つと思います。やってみましょう。

データベースを開いたとき、つまりこの「食いだおれ.mdb」を開いたときに、一番最初に[メニュー]フォームを開くように設定したり、データベースウィンドウを隠しちゃったり、ツールバーとか隠しちゃったりっていう設定を見てみましょう。

↓ここです。

え?手抜きしないで、ちゃんと解説しろ??
うー・・・メニューバーの[ツール]→[起動時の設定]です。

ここを見ると、このデータベース全体の設定項目がいくつかあります。
ふつう、ウィンドウの左上には「Microsoft Access」って表示されますけど、これを好きなタイトルにできたりします。
アイコンも好きなの使えるんです(使ったことないけど・・・)
じゃ、一番最初に開くフォームをさっき作った黄色い[メニュー]フォームにして、データベースウィンドウの表示をやめてみましょうか。


どうなるかは後のお楽しみ。
で、もうひとつ。これはあんまり神経質になる必要はないんですが、データベースの最適化のお話です。

どうしてこんな操作が必要なのかは、「Access97超入門部屋」でちょっと解説しています。後で参考になさってくださいね。
開発中はどうしてもテーブルを削除したりいったん作ったオブジェクトを削除したり、作ったり消したり繰り返しますよね。
ふつうの感覚だと、削除したらファイルサイズが小さくなっているって思いがちですけど、残念ながらAccessの場合は、削除はされますがファイルサイズは変らないんです。

なので、しばらくたつと、なんかmdbのファイルサイズが異常にでかくなってるような気がするんです。いや、実際にでかくなってます。

ただ、何もしないのにじわじわでかくなってるわけじゃなくて、削除したからといって小さくはならないからなんですね。
で、オブジェクトやレコードを削除してぽっかり空いてしまった空間をコンプレスしてきれいにするのが、この「最適化」という処理です。

特に普段は気にする必要はないですが、開発が一段落していよいよ明日からデータ入力しはじめるぞー、とかいう前に、ぜひ一度実行してください。

当然、しばらくデータ入力をしていくうちに、またファイルサイズがでかくなってる(レコード件数が増えてホントにでかくなってるってケースもありですけどね、こりゃちっちゃくはならんですよね)可能性はありますけど、まあ、半年くらいしたらまた最適化するとか、忘れた頃に実行するんで十分だろうと思いますよ。

じゃ、やってみましょうか。

すると、じわじわと最適化がされて、画面がもどりますね。
これは、いちおう再起動してることになるんですけど、ほら、そうすると、データベースウィンドウがなくなって、メニューフォームだけになりましたよね??

使うときはこれでいいと思うんですけど、あ、ちょっとフォームなおしたいとか、クエリーみたいとかいうとき、困りますねぇ。
隠したデータベースウィンドウは、キーボードの[F11]で出てきます。


いや〜いろいろ作ってきましたけど、通しで理解いただけましたですか?
Accessは単発に機能をちょこちょこ覚えるより、こうしてトータルコーディングで覚えた方がずっとプラスになりますよ。
くだらない食いだおれデータベースでも、どこかをアレンジすれば注文入力表として利用できるかもしれないし、見積入力とか、交通費精算とか、ステップアップさせていくことができるかもしれないですよね。

いろいろなオブジェクトやプロパティを組み合わせてひとつの仕組みを作るのです。
ここでご紹介した方法は、Access全体から見たらまだまだ序の口、氷山の一角、ゴキブリ1匹見たら50匹いると思え、です。

何年使ってても「お!」という新しい発見が日々あるもんですから、焦らず、手持ちのカードを工夫して使いやすいシステム作り、目指しましょう。

[食いだおれ 終劇]