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 Access97データベース工作室>食いだおれデータベース
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今回は、「おいしいお店」のリストをデータベース化してみようと思います。
その名も「食いだおれ」。ぜひとも挑戦してみてください。

【どんなdbを作りたいのか、書き出してみる】

自分があっちこっち行ってみて食べてみて、美味しかったお店を記録しておくデータベースを作りながら、簡単なデータベースを作るプロセスをおさらいしてみましょう。

カタチにこだわる必要はないと思いますので、とにかくいろいろ書き出してみましょう。


【テーブルを作る】

では、さっそくはじめましょう。まあ、細かいことは作りながら考えるとして・・・。

Accessを起動し、空のデータベースを作ります。適当にデータベースの名前を決めてください。
あたしゃ食いだおれという、どこに出しても恥ずかしい名前にしました。・・・・・・。


さて、ではまず、処理の中心となる、食べ歩いたお店の名前が入力されるテーブルを作りましょう。

デザインビューを開きます。

で、下のようなフィールドを設けました。
他にも何か、「こんな項目があったらいいのにな」なんていうのがあれば、盛り込んでみてください。
説明欄は、入力しなくても結構です。いちおう、どういうフィールドなのか、メモ変わりに利用してます。

主キーは、[ナンバー]にします。
なんで主キーなんて設けなくちゃいけないのか、意味がわからない・・・という方も、ぜひここは同じようになさってください。
主キーの設定は、下の図の赤いツールボタンですね。


後は・・・どんな項目があったらよさそうですかねぇ。定休日とか、営業時間とか、そういうのかな・・・。
どっちもテキスト型のフィールドとして入力して差し支えないと思いますよ。日付時刻型のフィールドに"隔週月曜休み"なんて入力できないですからね。
文字情報として入力できればよいでしょう。

地図?なるほどね。これは後でお話します。

そうですねぇ。後は、例えば、その店で食べたメニューと値段とか・・・。
おすすめの料理を一品だけ、とか、そういう感じなら、このテーブルにひとつフィールドを持たせればいいですけど、40品目くらいある場合と、2品目しか食べてなくてわかんない場合とか、いろいろありそうですねぇ。難しいな。

まあいいか。とりあえずこのテーブル、名前をつけて保存しましょう。

このテーブルのウィンドウを閉じようとすると、こんなメッセージ出てきますよね。多分。
このメッセージの[はい]のボタンクリックすると、テーブル名を入力するボックスが出てくるんでしたよね。

はっはっはっ。テーブル名はなんでもけっこうざんす。

で、入力補佐用に、下のようなテーブルを作っておきましょう。
洋食とか和食とかいちいち入力するのもなんなので、テーブルを作っておいて、このテーブルの中身から選択入力できるようにしようと思います。場所に関しても同じく。

で、ここでなんでいちいち主キーを作ってるかは、後でちょっとフォローします。なくてもいいですよ。
分類名、場所名だけのテーブルにして、主キーを付けないで保存すればよいでしょう。


で、さっきの「その店で食べたメニューと値段」について考えます。こういうテーブルを設けて、組み合わせて使っていこうと思います。

主キーをふたつにしました。なんか適当な名前を付けて保存してくださいね。


【テーブルにデータを入力しておく】

さて、テーブルが4つになったです。ここまで、オッケーでしょうか。

んでは、分類テーブルと場所テーブル、中身を入力しておきましょう。その方がこの後の作業が進めやすいので、なんか適当に入力しておきます。例えばこんな風に・・・。
で、どの分類にも属さないなぁ・・・という場合は、「その他」を選ぼうと思うんですが、どうでしょう。

テーブルの中のレコードの並び順は、基本的に入力順です。
それはみなさんよいと思うんですが、じゃあ、こちらの都合に合わせて並んでくれるようにするにはどうしたらいいんでしょう。

あとで、新宿と渋谷の間に浅草を持っていきたいなーとか言い出しても、絶対だめ。だって、これは表計算ソフトじゃないんですよ。
今、表みたいな形で整列してますけど、実際にはこういうスタイルで保存されてるわけじゃないんですもんね。

なので、こちらの都合に合わせて並び替えができるようなフィールドを設けておかなくてはならないわけです。
それが主キーであり、インデックスであります。

例えば、何日かしてから、下北沢と大宮を追加しなくては、ということになったとします。
このままただ一番下に入力すると、その他の下に、下北沢と大宮が並ぶことになります。
なんか選びにくくなりそうですよね。

でも、今、このテーブルの主キーは「場所」になっています。
つまり、その他より小さい番号を「場所」に入力すればよいわけです。

その場ですぐには並び変らないので、いったんテーブルのウィンドウを閉じて、もう一度開いてみましょう。
すると・・・。



次開いたときはこう並びます。主キーを基準にしてレコードが並ぶからですね。
これがデータベースというものです。

余談ですけど、「場所」は数値型でないと、これまた思うようにならないですよ。

だって、テキスト型じゃ、1の次が11になっちゃいますもん。