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 MS-Access2000超入門部屋--はじめのいっぽ




前のページからの続きです。ラストまで一気に駆け抜けますよ〜
がんばって参りましょう!!


■クエリを作る

次に「クエリ」を作ります。同じように左側の「クエリ」ってとこをクリックしてへこましてから「新規作成」をクリックします。

「デザインビュー」ってとこを選んだ状態でOKボタンクリックします。

と、「テーブルの表示」っていう画面が出てくるんで、最初に作ったテーブルを選んだ状態で「追加」というボタンをクリックします。

なんか大きなウィンドウが出てきますね。
左上の小さい枠の中から、[番号][名前][金額]をひとつずつ、下のマスメの中にドラッグしてきます。

で、[金額]の「抽出条件」のとこに、半角で >10000 と入れます。「10000より大きい」っていう意味ですね。

んで、左上の四角いツールボタンをクリックします。

何件か、出てきます???
つまり、「テストテーブルの中のデータのうちで、金額が10000円を超えるものだけ出す」というクエリを作ってるんです。今。

んじゃ、青い三角定規をクリックして・・・。
金額を少し減らしてみようかな。5000円にしてみると・・・。

5000円を超えるものだけ、搾り出されます。

んじゃ、また青い三角定規をクリックして・・・。
上書き保存ツールボタンをクリックします。

名前を付けて、保存完了。これで、「テストテーブルの中から金額が5000円を超えるものだけ搾り出す」クエリを作ったことになります。



■マクロを作る

つっても、マクロだけ作り方お話してもちょっちつまらないんで・・・。
さっき作ったフォームを活用してみましょうかね。

データベースウィンドウの「フォーム」っていうところをクリックして、さっき作ったフォームをクリックして青くして、「デザイン」っていうとこクリックします。

フォームフッターというところの、すぐ下あたりをそっとそっと下方向にドラッグすると、フォームフッターと呼ばれる場所が少しだけ現われます。
あんまり勢いよくドラッグしちゃだめですよ。
んで、上の図のように、ツールボックスと呼ばれるとこから、コマンドボタンと呼ばれるツールボタンをクリックし(ピンクの丸のついてるボタン)、その後、フォームフッターというところをクリックします。
(もし、ツールボックスというやつがなかったら、ツールバーの「ツールボックス」ボタンをクリックしてみてください。かなづちみたいな絵のついたボタン。どっかに出てきます。多分)

するとコマンドボタンができます。こいつを右クリックして、「プロパティ」っていうのを出します。

「イベント」の「クリック時」ってトコをクリックして、右端のちっちゃいボタンをクリックしましょう。
「マクロビルダ」ってやつをクリックしてOKボタンをクリックします。

「このボタンをクリックしたときに動くマクロ」を作ろうとしているわけです。
名前は適当でいいです。「マクロ1」のままでいいんで、OKボタンをクリックしてください。

アクションっていうとこに、「クエリを開く」っていうやつを選びます。
で、下のほうの「クエリ名」っていうとこに、さっき作ったクエリを選びましょう。

で、マクロは保存しながら閉じます。

ボタンの表面をダブルクリックすると、うまいことカーソルが現われると思うんで、わかりやすい標題に変えときますかね。
で、フォームにコマンドボタンを追加したりちょっと手を加えましたので、上書き保存します。

で、一回フォームを閉じましょうか。
そんでもって改めて、データベースウィンドウからフォーム名をダブルクリックしましょう。

で、今作ったコマンドボタンをクリックしますか。

すると、クエリが開いて出てきます。今の時点で、5000円を超える金額を持つアイテムはこのふたつですよ、ということがわかります。

んじゃ、クエリは閉じて・・・。
フォームの下の部分にある小さなボタンのうち、一番右端のウニみたいな絵のついたボタンをクリックします。

新しく1件追加しましょうか。

で、金額の入力ができてEnterキーを押すと、多分「次のデータの入力状態」になると思うんですけど、まあ細かいことは気にせず・・・。
で、コマンドボタンをクリックすると・・・。

新しく追加したものも、ちゃんとクエリの抽出結果に反映されますよね。

マクロは、フォームやテーブルたちと違って、縁の下の力持ち的な存在です。単体で活躍することはほとんどありません。
「コマンドボタンをクリックしたらクエリが開くようにしたい」とか、そういう「動き」を作るために作ります。
マクロがあると、よりいっそうデータベースの「使いやすさ」が引き立ちそうですね。



■レポートを作る

データベースウィンドウの左側から、「レポート」をクリックしてへこませて、「新規作成」をクリックします。
で、「オートレポート:表形式」を選び、その下の欄でさっき作ったクエリを選びましょうか。

OKボタンをクリックすると何か出来上がってくると思います。
そう、レポートとは紙に印刷するためのものです。
左上の青い三角定規ボタンをクリックすると、デザインをいろいろ変えることができるようになっています。。

細かいんでちょっと難しいですけど・・・7つの四角がありますよね。
大きさを変えたり、移動させたりして、ちょっと工夫してみてください。
あ、でも、今日は練習ですから、めっちゃくちゃになっちゃってもいいですよ。
左上の上書き保存ボタンをクリックすると、名前を付けろといってきますね。なんか適当につけて保存しましょう。

これで、「テーブルの中から5000円を超える金額を持つものだけ印刷するレポート」を作ったことになるんです。




■おまけ

左端の「マクロ」っていうところクリックすると、さっき成り行きで作られたマクロがひとつありますよね。

これ、クリックして青くしてから、「デザイン」ってとこクリックしましょう。
さっき見た画面ですけど、これ、「クエリを開く」から「レポートを開く」に変えてみましょう。

んでもって、レポート名のとこも、さっき作ったレポートの名前にします。一覧から選べますよね。いっこしか作ってないけどさ。
ビューってトコ、「印刷プレビュー」にしときましょうか。いきなり印刷してもいいなら「印刷」の状態でもいいですけど、今日は練習ですしね。

で、マクロは閉じながら保存しながら閉じます。

んでは、フォームを開きます・・・と言って、だんだん要領つかめてきました?
データベースウィンドウで、左端のグレーの濃いトコから「フォーム」をクリックして、フォームの名前をダブルクリックします。

で、こんな風にフォームが出てくると思うんですけど、コマンドボタンをクリックしてみると?

さっきは「クエリ」を開きましたけど、今度は「レポート」が開いてきますよね。
でも、そのレポートって、そのクエリを基して作ってますから、出てくるデータの内容は同じ、はずです。

いちおうここまでで操作はおしまい!
練習ですからね。今日は・・・。Accessを閉じて終了させちゃいましょう。

ここでは、雰囲気だけつかんでいただければオッケーです。
はっきり言って、操作の順番を覚えてもあんまり意味ないかもしれないですから・・・。

でも、今操作してみて、入力した[名前]や[金額]がどこに収まるのか、印刷したいときは何をすればいいのか、そういうとこ見ていただけたんじゃないかと思います。

MS-Accessは、いろいろな部品(テーブル、クエリ、フォーム、レポート、マクロ)をひとつずつ個々に作って、それぞれを結びつけたり関連付けたりしながら、ひとつの処理を組み立てていきます。従って、まず各部品の役割と作り方と細かい機能をいろいろ知らなければならないし、それぞれの部品がどういう結びつき方をしていくか全体を見ながら理解していかなければなりません。つまり・・・画面の中のツールボタンなどを操作しながら、その奥でどういうつながりがあるのか考えていく必要があるわけです。

ちょうど・・・大工道具を扱っているような感じですね。
トンカチでくぎを打ちます。トンカチは釘を打つためのものですけど、なぜ釘を打つかというと、なぜでしょう?
本棚を作るとき、犬小屋を作るとき・・・。
「顧客管理データベース」を作るときも、「スケジュール管理データベース」を作るときも、テーブル作るときにクリックするツールボタンの位置とかはおんなじですけど、同じテーブルを作るわけじゃないですよね・・・。
操作方法だけ覚えようとせず、テーブルがどういう役割を果たすのか、フォームとの関係はどうなのか、そういうことを考えながら、ひとつずつ身につけていく必要があります。

トンカチの振り方を覚えようとせず、本棚を作るための1部品、1ステップとして、完成品をイメージしていってくださいね。




余談ですが、テーブルとかクエリとかいろいろ作りましたけど、MS-Accessを(データベースウィンドウを)閉じちゃうと、1つのファイルとして扱われます。
拡張子はMDB。アイコンは多分下のような絵柄になると思います。

この中に、テーブルとかクエリとかが入ってる、ってことになりますね。