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 MS-Access2002チョ〜入門部屋>さっそく使ってみよう
  Step:



10)仕上げにいろいろ

コマンドボタンがふたつできました!
だんだんメニューっぽくなってきますでしょう?
こうやって、少しずつ少しずつ形を整えながら、作りこんでいくのが、MS-Accessでのデータベース作りの全貌になります。
めんどうくさいっていう見方もあるし、いろいろ作りこめるので応用が利くっていう見方もあります。
それは・・・人それぞれ、ですね。

でも、MS-Accessが便利かどうか、の結論を出すのは、まだ早いような気がしますよ。
もうちょっと細かくいろいろ見ていって、皆さんにとって、皆さんがこれからデータベース化したいと思っている業務にとって、MS-Accessがどれだけ有効か、皆さんご自身で結論を出してください。



さて、んじゃ、最後に、いろいろこまごまと調整してみましょうかね。

ウィンドウの左上の、グレーの四角枠のところをダブルクリックして、フォーム全体の設定ができるウィンドウを出します。



これなんですけどね↓



「書式」っていうところを見ると、レコードセレクタだの、スクロールバーだの、いろいろ設定項目が並んでますよね。
メニュー画面としてはいらないなーと思うものをいくつか消してみようと思います。

で、画面左上のフロッピーディスクツールボタンをクリックして・・・保存します。



名前は、「メニュー」とでもつけましょうか。



で、このメニュー画面のウィンドウだけ、閉じましょう。
またいつもの画面に戻ってきますよね。




で、改めて、今作った「メニュー」を、ダブルクリックして開いてみましょう。






で、「歩数入力」のほうのコマンドボタンをクリックすると・・・。



歩数入力の画面が、出ます?
右下の「ウニの絵のついた小さいボタン」をクリックすると、新しく入力することができるようになるんですよね。
もちろん、歩数入力の画面が出てきたら、新しく入力できる状態に自動的になるように、とか、自動的に今日の日付が入力されてる状態に、とか、そういうのはいろいろ工夫ができます。
でもそれは、後で、じっくり研究するとしましょう。



「歩数入力」のほうは閉じて、今度は「月ごとの集計の表示」の方のボタンをクリックします。
と、今度は、表の形で結果が出てきましたね。

もちろんこれも、もっと見栄えのする画面にできますよ。
でも、そういうのも、もっともっと慣れていく過程で、いろんな方法が見つかると思いますから、今すぐに焦って「3桁ずつ桁区切りするには」とか「文字の色を変えるには」とか、やたら細かいことばかりに目を向けてしまわないように・・・。

んでは、最後にちょっとだけ、遊んじゃおうかな・・・。
「地球一周」って、やってみたくないです?何歩くらい歩けば地球を一周できるんでしょうね。
手元の辞書を調べると、地球の半径は約6378kmだそうです。
円周の求め方、覚えてます?なんか、最近の「算数」では、「直径×3」でよいことになっちゃってるみたいですけど・・・なんだか悲しいですねぇ。円周は、直径に円周率をかけて求めますね。
円周率は、MS-Excelにある「PI」っていう関数によると、有効桁数15桁で3.14159265358979 となってます。なので、赤道の長さは、

40074.1558891914km
40074155.8891914m

と、こんな感じです。
毎日こつこつ歩いてたら、いつか地球を一周することができるでしょうか???



赤道っていうのは、地球のウエスト部分で、横の長さです。縦の長さは「子午線」っていいますよね。
私たちが使ってる「メートル」という単位は、この子午線を4千万分の1にした長さなんだそうで・・・。いや、私が図ったわけじゃないですからほんとのとこは知らないですよ。
赤道のほうが少しだけ長いんです。ちょっとだけたてにつぶれたような形をしてるんですね。地球って。
くるくる回ってるからかな。どんどんつぶれてっちゃうのかしら。

まあそんな話はどうでもいいや。
画面左上の三角定規ボタンをクリックしましょ。

ツールボックスっていうやつの中から、abっていうボタンをクリックしましょう。
ツールボックスっていうやつが見当たらなかったら、ツールバーの「かなづちのツールボタン」を何回かクリックしてみよう。

で、メニューの中のどこかを、クリックします。
すると下のような白い枠ができますよね。非連結って書いてあります。

で、画面のどこかにまだ、↓こういうの、あります?
なかったら、ツールバーの「プロパティ」っていうボタンを何回かクリックしてみよう。



「コントロールソース」っていうところに、ちょっとした式を入力します。

 =dsum("歩数","歩数テーブル")

記号や英数字は全部半角です。


画面の中、ヨーク見ていただくと・・・「テキストxx」って書かれた、グレーの枠が、左側のほうにぽつんとありますよね。
わたしのは「テキスト7」ってなってます。皆さんのはなんて名前になってますでしょうか。
あっても別にいいんですが、いらないかな・・・。
んじゃあ、このグレーの方をクリックして、キーボードのDeleteキーを押してください。
白い枠だけになると思います。

今度は、ツールボックスの中から、Aaっていうボタンをクリックしましょう。
で、白い枠の、右側のあいているところをクリックします。



この枠の中には、文字を入力することができるんで、↓こんな感じに入力してみましょう。
ちょっと細かい作業になりますけど、がんばって!

白い四角のほう、3桁区切りにしたいなーと思うんで、「書式」っていうところにこんな感じの入力をしてみましょう。

 #,##0

イゲタもカンマもゼロも半角で入力します。


もうひとつ、こういう四角枠を設けて、こちらは、「歩いた距離」をメートルであらわすようにしてみました。
わたしのは、「テキスト10」っていう名前の枠になりましたけど、皆さんのはどういう名前になりましたでしょうか。

で、最後に、あと何メートル歩けばいいのか、赤道から今まで歩いた距離を引き算してみます。

 =40074155.8891914-[テキスト10]

こうかな・・・小数点以下の桁がややこい場合は、

 =40074156-[テキスト10]

ってやっちゃってもいいかもしれません。



いろいろいじったので、保存して、いったんこのウィンドウを閉じました。
で、改めて、いつもの画面から「メニュー」っていうやつをダブルクリックすると・・・。

出ました?表示されるまで、ン?って一瞬間があるかもしれないですが、まあこういうのもいろいろやり方がありますんで、とりあえず今日はとっても簡単な方法ってことで・・・。
#Nameとか#Errorとかなっちゃう人は、式の書き方がどっかおかしいのです。そういう意味の表示なので・・・。
半角で入力しなくちゃならないところを全角にしちゃってたりしてませんか?確認してみてください。

これで、毎日「歩数入力」をすると、地球一周までの距離がどんどん減っていくことになります。
地球一周はちょっときついかな・・・まあ、もうちょっと身近な目標として、琵琶湖一週とか、東海道五十三次とか、そういうのにした方が励みになりそうですね。赤道じゃあ長すぎて、数字が減ってるっていう実感がわかない・・・。

ただ、まだ今の時点では、上のメニュー画面から「歩数入力」を選んで入力しただけでは、数値は変化しないと思います。でも、いったんこのメニュー画面を閉じて、もう一回開けば、最後に入力した歩数もちゃんと反映されます。
こういうところもちょっと、MS-Access独自の動きというか仕様がありますから、その辺もゆくゆくは理解を深めていったほうがよいかもしれないですね・・・。でも、焦って偏った考え方を持ってしまってはなりませんよ。
こういうことは、じっくり理解を深めていきましょう。