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 MS-Access2000超入門部屋--MS-Accessの歴史
  



MS-Accessがこの世に登場したのは1993年。それから2年おきくらいのペースでバージョンアップを繰り返して今日にいたります。

★Access Ver.1.0

わたしの記憶に間違いがなければ、最初は英語版でした。っていうか、プロパティ名とかが全部英語だった。
当時、パソコンでのソフト開発でしょっちゅう使ってたVisualBasicでのフォームプロパティとほとんど同じだったので、わたしとしては別段抵抗はなかったように思います。なんか、「VisualBasicにデータベースがくっついたもん」って感じに勝手に解釈して使ってましたね・・・。英語環境でPC使ってる会社に、商品検索データベースかなんか作って収めました。多分、英語表示なだけで、機能は下の1.1と同じだと思います。

★Access Ver1.1

日本語版です。プロパティが全部日本語になりました。そりゃ日本語の方がわかりやすいし使いやすいです。今まで丸暗記で意味もわからず設定していたプロパティの意味も初めて深く知りました(すんまそん)。
ずいぶんいろいろ作りましたね・・・。ただ、まだ「集合教育」っていう形は少なかったと思います。ホストとかオフコン系で「リレーショナル・データベース環境のアプリケーション」作ってた人たちがパソコン環境での開発に流れてきて、それで使い始めたっていう色が濃かったので、なんか自然に広まっていきましたね。いや、ほんとにね、いまだに思いますけど、パソコンでリレーショナル・データベースって、すごいことだと思うんですよ。

★Access Ver2.0

Microsoftっていう会社については、いろいろ意見のある方も多いと思いますが、ユーザーの意見を幅広く取り入れるためのリソースをたくさん持ってるんだなぁって、改めて思い知らされたのがこのバージョンでした。とにかく使いやすくなった・・・。ビルダとかウィザードなんてものが取り入れられて、いい意味で「手抜き」ができるようになりました。こういうのは、やっぱりたくさんのユーザーがいて、そこから意見を吸い上げる力がないと・・・。
多分、このバージョンが一番付き合い長いと思います。あんまりバグっぽい騒動にも巻き込まれなかったし・・・運がよかったのかもしれないですけど、安定していたような気がします。
このバージョンあたりから、Accessの集合教育って少しずつ増えてきましたね・・・。

★Access95 Ver7.0ともいう

1.x、2.0は、Windows3.1環境で動かすAccessです。Windows3.1っていったって所詮DOS。大きなデータベースをマルチユーザー環境で、っていったって、物理面と論理面に大きな隔たりができてました。ホストコンピュータと同じ感覚ではぶん回せないですよね。
で、Windows95という新しいOSに期待をはせて登場したのがこいつ。でもやっぱし初の32bit版ってことからか、バグっぽい動きが多くて、不安定だった・・・。
作ってるわれわれの方も、32bit環境ってことで戸惑いがあったし、Access側もいろいろ問題が多かったみたいだし、2.0からのバージョンアップはえらい苦労したし・・・。
でもさすがに95環境です。パワーはあります。これからかな・・・。
あ、なんでバージョン7.0なのかは、皆さんご存知ですよね。Office商品はみんなバージョンをそろえよう、みたいな話になって、Excelに合わせたんです。

★Access97 Ver8.0ともいう

なんとなく、「どっちにするの?」みたいな感じになってきましたね・・・。
機能とかパワーとかの面では、やっぱり一番いいと思います。安定もしていたような気がしますし、インターネットの広がりも含めてトラブルや技術情報の収集も容易くできるようになったので、Accessを取り巻く環境がよくなってきたっていう面でもすごく使いやすくなりました。
でも、ウィザードやビルダの機能がてんこもりになって初心者向きの動作が増えている一方で、かなり大掛かりなシステムにも利用されるようになりました。そりゃそうですよね。ExcelやWordと同じ感覚で使い始める方も少なくなかったと思います。「誰でも簡単に」・・・そんな感じのセールストークだったし・・・。
どっち方向に進むつもりでいるのか、いまだによくわかりません。2000で答えが出るのかな、と思ったけど、なんかますます欲張りになってる感じ。「初心者からプロフェッショナルまで」すべてのニーズを網羅しようとがっついてるって印象がますます強くなる今日この頃です。しょうがないのかなぁ・・・。

★Access2000

外箱には「Ver.9.0」とは書いてなかったけど、そうなのかな・・・。そうなんでしょうね。多分。
売りはやっぱり「イントラネット」みたいですね。WEBでデータの検索・入力・・・。97でも可能でしたが、かなり難しかったし。2000ではどうなんでしょう。
予断ですが、日本語バージョンだけの機能って、結構あるんですよ。だから、日本語版独特の不安定な動きとかもいっぱいあって、そういうのはつぶすの大変みたいです。郵便番号入力とか、ふりがなコントロールとか、そういうのね。あと、表に罫線をいっぱい引きたがるのも日本人くらいなもの。レポートをいろいろ作りたがるのも日本くらい。こういうのも難しいみたいですけど、あると便利ですもんね。



何度となくバージョンアップを繰り返してきてますが、基本的には変わってないとわたしは思ってます。
1.xがすごくしっかりできてたってのもあるんでしょうが・・・。

内部的には、データベースの考え方とか時代とともに変わってきてますけどもね・・・。

バージョンアップして、2000とか2002とか出てきても、本質を見失っちゃいけません。
Accessとは、テーブル、クエリー、フォーム、レポート、マクロの5つのオブジェクトをうまく組み合わせて、ひとつのデータベースを作り上げるものだということです。これは1.xも2000もおんなじです。オブジェクトの種類も変わってないし、役割も同じ。作り方も機能も全部同じです。ただ、OSやPCのパワーアップに伴って、パワーアップしてるだけで、ぜんぜん変わってないですネ。

Access2000は、ちょっとばかりヘルプとか重くて、かなりグレードの高いマシンじゃないとちょっとキツいかもしれないですね・・・。
わたしのPCは、Pentium2 333Mhzで64MBのメモリ積んでますが、すでにあっぷあっぷっぽいです。みなさんのマシンではいかがでしょう。
メモリ不足というか、マシンリソースみたいなのが少ないと、ヘルプ開かないです。多分、ウィザードとかも動かなくなっちゃったりするんじゃないでしょうか。常駐しているソフトとか減らさないと・・・。ある程度のグレードのマシンで利用するようになさった方がいいかもしんないですね。

CPUや主記憶もそうですけど、ハードディスクがいっぱいあいてるってのも大切かもしれないですね。
なんせ、フルインストールすると220MBぐらい場所取りますから・・・。

(Access1.0なんて、フロッピーディスク6〜7枚くらいじゃなかったかしら。CD-ROMなんてまだ珍しかったもん。ほんとにもう・・・)