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 MS-Access2000超入門部屋--基本操作をさらに考える
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じゃ、「行番号」「商品名」「金額」の3つとも、入力する必要なくなりましたよね。
じゃあ、データプロパティの「使用可能」や「編集ロック」を操作して、カーソルも入らない状態にしておいた方がいいですよね。

あと、テキストボックスの色を透明にしておくと、なんか入力する必要のないテキストボックスって感じがしますもんね。この辺もいじってみてください。


んじゃ、改めて、入力のテストを・・・。
フォームをいったん閉じて、もう一度開きましょう。
開くのは「売上明細」のフォームの方です。サブフォームはいっしょにくっついて表示されますからね。わざわざ開く必要はないのです。

「新規入力」(標題を変えました。コマンド8って呼んでたやつ・・・)をクリックすると、新しい売上入力ができるようになります。
伝票番号は自動的につきますから、売上を担当した社員の社員番号を入力します。んで、売上日を変更する必要があれば入力しなおして・・・。

で、サブフォームの方、売った商品の番号を選び、個数を入力していきます。

うーん、ここまできたら、「合計金額」も出したいですねぇ。
あんまり欲張らなければ、簡単にできますよ。Sum関数を使うんです。

やってみます?
じゃあ、デザインビューに切り替えてください。左上の青い三角定規の・・・。

ちょっとわかりにくいですが、サブフォームの方のフォームフッター部分をドラッグして引き出します(緑色のしるしのところを下向きにドラッグ)
あんまり勢いよくドラッグしないよう注意してくださいね。
1cmくらいあれば十分だと思います。

で、テキストボックスを作ります。非連結のままでオッケーですよ。

で、このテキストボックスの「コントロールソース」欄に

=Sum([金額])

と入力します。
金額の合計を出せ、ということですね。

と・・・、ね。出るでしょう?
これだけだったら簡単ですよね。


ここまで、いかがでしょう。
けっこういろいろ大変ですけど、どれもやらなくてもいいことでもあるんですよ。工夫次第でいろんなことができるってことで・・・。
でも、わたしは、Access使うなら、クエリーとか工夫していろんな検索とか照会の仕組み作ってみたり、フォーム工夫してみたりするのがいいんじゃないかなぁって思うんですよ。こんな面倒なの嫌だっていう方もいらっしゃるとは思うんですけどね。
とにかく、決まった使い方はないので、いろいろ試してみて、皆さんオリジナルの使い方を見出してみてください。

それから、どんな処理でも「前後の流れ」ってのがあります。
「商品番号での検索がうまくいかないんですけどなんでですか?」っていきなり聞かれても、検索ってどうやってやってるのかとかわかんないとなんでうまくいかないのかわからないですよね。その辺も理解を深めていってください。きっと、効率のよいデータベース開発につながりますよ。

とりあえずメニュー画面のほうの仕上げを・・・・。
メニュー画面、作りましたよね。あの画面から売上入力のフォームを開くマクロを動かしてましたけど、あそこを書き換えて、このサブフォーム形式の「売上明細」フォームが開くように書き換えましょう。

で、「値の代入」で、伝票番号を作る処理を作ってますけど・・・・。
こいつのフォーム名も変えとかないと。
忘れないうちに変更しといてください。

これで、メニューからこのフォームを呼び出して新しい伝票番号が出てくるようになりますよね。

いちおう、メニュー画面から起動してみて、テストしてみてくださいね。


うーん。だんだんそれっぽいフォームになってきたと思いません?
よくがんばりましたよねぇ。ううう・・・(感涙)

へへ。わたしはもうちっと工夫して、サブフォーム内に「○行入力済み」っていう表示が出るようにしました。
これはCount関数ってやつ使えばなんとかなりますよ。
もしよかったら挑戦してみてくださいね。

いろいろお話してきましたけど・・・。
もちろん、これが正しいAccessの使い方、っていうわけじゃないんですよ。
ココまで見ていただけたら、多分、「いろんな使い方がある」っていうひとつの結論を見出していただけたんじゃないかなぁって思います。
それで、「あ、この方法、今作りかけのデータベースの中で使えるかも!」なんて感じで、捉えてもらえたらなって・・・。

確かに、基本的な操作方法や基本的な仕組みはある程度理解しないとわけがわからないとは思いますけど・・・。でも、ほんとに、工夫次第で便利にも不便にもなっちゃうんですよ。でもって、やっぱり、一番最初の「設計」のとこが一番大切・・・。でも、どうやって設計していったらいいかってのが難しいとこなんですよね。