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 MS-Access2000超入門部屋--基本操作を考える
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■フォームを作る 5■

ちょっと入力してみましょうか??
んじゃ、フォームビューに切り替えましょう。
フォームビューへ切り替える、っていう操作も、どうすればいいかとかどうしてなのかとか、そういうとこ、だんだん見えてきました?
これも慣れですからね。
少しずつ慣れて、自然に操作できるようになっちゃいましょう。

わたしのフォームは今、こんな感じになってます。

もちろん、おんなじにする必要はないですよ。
テキストボックスの中の字の色とか字の大きさとか、テキストボックスの背面の色とかいろいろ変えてみてください。
でもー・・・あんまり変えすぎて、返って使いにくいフォームになっちゃったりしないようにご注意を・・・。

さて・・・。
特別な設定や指定がない限り、フォームというものは、開いた一番最初は、レコードソースとして指定したテーブルかクエリー(クエリーはこれからお話するもんですけど)の中の、一番上にあるレコードを表示します。
出てますよね。

あ、上の図、ちょっとさっきいたずらして、「売上」の表示書式のとこで、「小数点以下の桁数」を「2」にしちゃったままです。
すいません、あんまり気にしないでください。上の図と同じにする必要はないです。
最近のパソコンって、カンマと小数点の見分けがつきにくいですねぇ。。。

いちおう、これが基本です。1件目、出てます?
このフォームは、「社員テーブル」のテーブルをレコードソースにしてますよね。
そこ、とっても大切なことですから、もう一度整頓しておいてくださいね。このフォームの「レコードソース」はなにか???ってことです。
こういうのは、理屈じゃなくて「感覚」だと思うんで、このフォームとテーブルがどういうふうにつながってるのか、皆さんなりに雰囲気をつかんじゃってください。

で・・・この画面から、「新しく1件追加入力する」には???
フォームの下の方の、「移動ボタン」を見てください。一番右端の、ウニみたいなマークの小さいボタン。これをクリックします。

そうすると、「13件目の入力」(あ、わたしの場合は今12件入力されてるんで、13件目ってことになります)の状態になりました。なりました???
んじゃ、なにか1件入力してみてください。漢字変換のオフオンの状態とか、確かめながら入力してくださいね。

どうでしょう。入力してみて、何か思うことあります?
。。。え?なにもない?

それじゃダメですよう。実際にフォームから1件入力してみて、おかしいとことか、変なとことか、もうちょっと何とかならんかなみたいなことを考えないと、いいシステムは作れないっすよ。できるかできないかは別にして、ですけどね。

その他、役に立ちそうなことをいくつかお話していきますね。活用してみてください。
例えば・・・カーソルの移動の順番を変えたい、という場合の操作です。
まあ、これはあまり意識する必要ないかもしれないですけど、上のフォームでいくと、「社員番号」→「名前」→「所属」→「売上」→「くさや」っていう順番でカーソルが動いていったら便利だな、って、そう思ったとしますよね。

入力が終わってEnterキーを押すと、次のテキストボックスにカーソルが移動したりしません?

この順番は、このフォームの「タブオーダー」という機能で制御してます。

じゃ、タブオーダー、見てみましょうか。
デザインビューに戻ってください。

メニューバーの「表示」の中に「タブオーダー」というのがあるはずです。
ない場合は、メニューバーの「表示」というところで、マウスポインタをしばらく動かさずじっとしててください。
追加のメニューが出てきますんで、もしかしたらその中にあるかも・・・。

でも、とりあえずわたしの画面では、「表示」をクリックしただけで「タブオーダー」が見つかったので、多分皆さんの画面でも同じになると思います。

ありました?

タブオーダーの画面が出ましたでしょうか。
なんかイマイチさえない画面ですけど、この中の設定によって、カーソルの移動順番が決まります。

まあ、とりあえず今日の場合は、これでよさそうですけど、もし順番を入れ替えたい場合は、フィールドの名前の左端にあるグレーの部分をドラッグします。
↓ここ

で、[OK]ボタンをクリックすれば、オッケーです。
これで、「このフォーム上でのカーソル移動の順番」を変更することができるんですね。


あとはー・・・ちょっと細かいことになりますけど、一番最後の「くさや」の入力をしたあと、入力した値がなくなっちゃた!!!
なんて方、いらっしゃいません?
多分普通はそうなると思うんで、その辺のお話を・・・。

「くさや」を入力後、Enterキーを押すと・・・。

あーーーー!!!消えた〜!!!

・・・消えてません。まず落ち着いてください。
んで、レコードの総数を見てみましょう。ちゃんと1件増えてますよね。
つまり、自動的に「次のレコードの入力状態」になってるわけです。

と、レコードソースとなってるテーブルでいうと、一番下の「新規入力行」を表示してる状態になってるわけです。
あ、わざわざテーブル開いて見なくてもよいですよ。

「Tabキー移動」っていうのがありますよね。まあ、今しがたの操作ではEnterキーでしたけど・・・いちおうここで制御できるみたいです。
だいたいふつう「すべてのレコード」ってなってると思います。
つまり、Enterキーをがんがん押してくと、次のレコード次のレコード次のレコード・・・と、どんどん移動していくことになるわけです。

これを「カレントレコード」にすると、例えば0013のオジーオズボーンさんのレコードを表示している状態だったら、「くさや」のところにカーソルが来て、Enterキーを押すと、オジーさんの「社員番号」のフィールドのところにカーソルが戻るようなイメージになります。次のレコードに移動しないんですね。

もしよかったら、違いを確かめてみてくださいね。

「カレントページ」っていうのもありますね。フォームも、入力項目がいっぱいある場合だと、縦に長くなったり横に長くなったりなりそうですよね。
スクロールバーっていうのがあるから、これを動かせばいいんですけど、この他にもフォーム上に「ココで改ページしてね」っていう折り目を作ることができるんですよ。
そういう場合、1ページ目だけでカーソルがぴこぴこ動くようにするとか、そういう調節ができるようになってるんです。
まあー・・・とりあえずここでご紹介してるフォームでは、そんなにおっきなサイズのフォームってないですから、お話だけですけどね。


最後にもうひとつ・・・。役立ちそうなことを。細かいことですけども、このフォームの「タイトルバー」に表示される言葉を別途設定することができます。
設定しないと、基本的にフォーム名がそのままタイトルバーに表示されることになります。

場所はココ。フォームのプロパティの「書式」の中に「標題」というのがあるので、ここに適当に何か入力してください。
特に必要なければ、空欄のままでもオッケーですよ。フォーム名がそのまま出ますから。


さて!すぐ役立ちそうなフォーム関連の設定のお話、いろいろしてまいりましたけど、ここまでいかがでしょう??

もちろん、他にもいっぱいいろんなプロパティありますけど、それは徐々に手を広げていってくださいね。


さて、ここまでの流れが理解できれば、もうちょっと楽な方法でフォームを作ってもワケがわかんなくなったりはしないと思いますよ。
ココではじめて「フォームウィザード」という機能を使ってフォーム作りに挑戦してみましょう。