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 MS-Access2000超入門部屋--基本操作を考える
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■フォームを作る 4■

さて・・・フォームとテーブルの関係、大体イメージつかんでいただけました?
じゃあ、フォームのデザインの方に戻るとしましょうか。デザインビューに切り替えてください。

このままじゃいくらなんでも・・・
テキストボックスやラベルの位置を動かしたり、文字サイズや色など調節して、もっと見やすいフォームにしましょう。

テキストボックスの方の、ハンドルを見てください。
左上のハンドルだけ、ちょっと大きめだと思いません?
全部同じ大きさじゃないでしょ。これにはちゃんと意味があるんですよ。
ふつう、テキストボックスを動かすと、ラベルとセットで移動します。

テキストボックスだけ動かしたいのにィ〜!!!といらいらしないで。

テキストボックスのハンドルのうち、左上のちょっと大きめのやつをドラッグすると、テキストボックスだけ動きます。
マウスポインタの形が・・・人差し指だけ立ててる黒い手の形になったらチャンス。
テキストボックスをラベルの方に近づけたりすることができますよ。ぜひ挑戦してみてください。

全部いっぺんに動かしたいときは・・・
全部にハンドル出せばいいんですけど、例えば下の図のオレンジの矢印のように、斜めにドラッグしてみてください。
多分、うまいこと全部にハンドルがついてくれると思います。

この状態で文字の大きさを変更すれば、いっぺんに全部変更することもできますよ。

フォームの地の色も変えることができます。これは、上のほうの「詳細」っていう帯をクリックした状態で変更が可能です。
ちょっと、「詳細」っていう部分が濃いグレーになってること、おわかりいただけます?
この状態のとき、フォームの地の色を買えることができますよ。挑戦してみてください。お好きな色に。

「フォームからレコード削除することはないし、レコードセレクタ、なくてもいいなぁ」って場合は、非表示にすることができます。
その辺も見てみましょうか。じゃ、フォームのプロパティを出しましょう。
プロパティの出し方は慣れました?
画面の中にいろんなものがごちゃごちゃあって操作しにくくなっちゃいますけど、工夫しながら操作してください。

例えば・・・下の図は、フォームビューに切り替えた状態なんですけど・・・。
赤丸でしるしをつけた部分、こういうのは、自由に表示/非表示を切り替えることができるんです。

右端と、右下部分のグレーの隙間は、スクロールバーを表示する場所です。
特にスクロールする必要がないフォームでも、こうやって場所だけ取ってあるんですね。
左下のは、おなじみ移動ボタン。
左端はレコードセレクタですよね。
右上に、閉じるボタンとか最大化、最小化ボタンがありますね。これも表示しなくすることができるんです。

さて、フォームのプロパティに視線を戻して・・・。
どの設定を変更すればよいか、いろいろ覗いてみてください。
いろんな設定項目が並んでますよね。
他にもいろいろあります。

見ただけではどうなるのかわからないようなものもたくさんありますけど・・。
だいたい見当がつくものもありますよね。
そういうものだけとりあえずチェックしておけばよいと思いますよ。

スクロールバーとかレコードセレクタとか、ありますよね。

わたしはこんな風にしてみました。


フォーム全体ではなく、テキストボックス個々に対しても細かい設定をすることができます。

あ、いちいちプロパティシートを閉じる必要はないんですよ。
出したまま、別のところをクリックすれば、それのプロパティシートに切り替わります。
例えばー・・・「売上」のテキストボックスをクリックしてみてください。
そうすると、プロパティシートのタイトル部分、「フォーム」から「テキストボックス:売上」に変わると思うんですけど・・・どうでしょう。
ラベルじゃないですよ。テキストボックスの方です。
テキストボックスですよ。え?どういう意味かって?前のページで説明したじゃないですカー。
テキストボックスの左側に、テキストボックスの説明用のラベルがくっついてますけど、そっちのプロパティじゃないですよ、テキストボックスの方ですよ。
白い四角枠の方ですからね。細かい作業が続きますけど、気をつけてくださいね。

で、このプロパティシートの中の「書式」ってところを見ます。左上見ると、「書式」ってとこがありますよね。ここクリックします。と?
「書式プロパティの一覧」が出てくるってワケです。
まあ、さいしょから書式プロパティの状態になってるって人もいるかもしれないですけど。
まあ、練習ですから雰囲気をつかんでいただければおっけーかなと思います。

他にも「データ」「イベント」「その他」「すべて」って並んでますよね。
なんだかよくわかんないときは「すべて」ってとこクリックすれば、このテキストボックスに対する設定項目が全部出てくるってことになりますから、ここ選んでもいいかも。
でもいっぱいあるから、できればよく使いそうな設定項目を2つ3つ押さえておいて、「書式」「データ」「イベント」「その他」のどっかをクリックした方がいいでしょう。
いっぱいいろんな設定があって、「覚えられるかしら〜」って心配になりがちですが、よく使う設定なんて限られてますからね。じゃ、よく使いそうなやつ、見ていきましょうか。


例えばですね。
上の図のように、「書式」っていう欄、ここは、数値などの「表示の体裁、フォーマット」を取り決める欄です。けっこういろんなことに使いますよ。

通貨、という書式を選ぶと、円マークが左端につき、3桁ずつのカンマ編集になります。→ 

なんかいやだなぁ・・・という場合は、自分で「書式を作っちゃう」こともできます。

こんな風に。ちょっと細かいですけど・・・まず、半角#,##0と入力し、後は普通に漢字でと入力します。

すると?→  こうなります。

#,###でなく#,##0としたのは、もし小数点以下の値があったとしても、丸めてもらうためです。

まあ、お金ですからね。もともと端数なんて発生しないと思いますけど、コンピュータで数値を扱うっていうのはけっこう神経使うものなんですよ。
Accessに限らず。
この辺も少しずつ知識を深めていかれるといいと思います。

プロパティシート、いろいろ操作していただくと雰囲気つかんでいただけると思いますけど、すっごいたくさんあるんですよね。
どれがなにか覚える、ということじゃなくて、「あ、こういう設定はできないかな・・・」と思ったときにプロパティシートをまず見るんだ、ということを覚えてください。
中身を覚えるんじゃなくて、まずプロパティシートを見て、思ったような設定項目がないかどうか確認してみる・・・という癖をつけた方が絶対いいですよ。
操作を覚えようとせず、根本の目的を知ること。それがAccess使いこなす最大のコツだと、あたしゃ思いますよ。


あと、よく使いそうなプロパティっていうと・・・そうですね。「漢字の変換に関する設定」なんてどうでしょう。
名前とか所属とか入力するときって、まあ、日本語で、漢字の入力しますよね。でも、社員番号は、半角の数字ですよね。ってことは・・・。

んじゃ、まず、社員番号のテキストボックスのプロパティを出してみましょう。出し方っていうか、どうすればいいかは、もう皆さんオッケーですか?
こういう操作で戸惑わないようになると、効率ぐっと上がりますから、今のうちに慣れちゃってくださいね。

と、プロパティは、ここ。↑
「その他」の欄の、「IME入力モード」っていうところを操作してみましょう。いろいろありますけど・・。
まあ、オフ/オン切り替えることができればそれでいいんじゃないですかね。
具体的には、お使いの漢字変換の状態が切り替わるってことです。
テーブルの方でも似たようなことやりましたよね。
いろいろ試してみて、入力しやすい状態になるよう工夫してみてください。