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 MS-Access2000超入門部屋--外部データの活用
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そしたらですね、ほーら。・・・・エラーになった。。。

インポートできなかった値とかがあった場合は、「インポートエラー」っていう名前のテーブルができます。
この中身を見ると、何レコード目のどのフィールドでどういったエラーがあったのか、ということがわかりますので、まずはこのテーブルを開いてみて検証しましょう。

4レコード目というと、これか。「個数」のフィールド・・・ああ、たしか1,500ってなってましたよね。
カンマが入ってるからエラーになっちゃったんですね。
3桁区切りのカンマは、書式であって、実際のデータではない、というお話、しましたよね。
「金額」のほうは、ダブルコーテーションで囲まれてテキストファイルになってたので、うまいこと交わしてくれたみたいですが、「個数」のほうはむき出しのままテキストファイルになってて、しかもそのまんま数値型のフィールドにとってきたので、カンマという記号をを数字だと勘違いしてしまいこんなことになってしまいました。
ね。テキストファイルに、書式の残骸は、不要なんですよ。

え?意味わかんない?

まあ、そういう場合は、実際にこういうエラーに直面したときに「ええっなんで?」って悩めばよいと思いますよ。
こういうのは、ほんとにケースバイケースですから、いろいろ挑戦してみないことには理解は深まってこないと思います。




「テーブルのリンク」も、操作方法はほとんど同じです。
メニューバーの[ファイル]→[外部データの取り込み]→[テーブルのリンク]を選ぶと、テキストファイルをリンクするためのウィザードが起動します。
インデックスや主キーなどの設定がないだけで、基本的にインポートとやることはおなじです。

アイコンの形、微妙に違いますよね。
このメモ帳みたいなやつが、「テキストファイルをリンクしている」テーブルになります。

テキストファイルですからねぇ。何かにつけて処理は遅いです。だって、テキストファイルですから。
多分、開くの、遅いと思いますよ。テキストファイルをリンクしなくちゃならないような場合もあるかもわかんないですが。。。
極力、避けた方がいいかも。ほとんどの場合、リンクではなくてインポートですかね。テキストファイルの場合は。。。




こんな感じで、テキストファイルって、インポートするの、すごく面倒じゃないですか。でも、もろもろの設定はちゃんとやってあげないとならないファイルなんです。
たとえば、定期的にこのファイルをインポートするときとか、いつもいつもいつもいつもおんなじ操作をこのテキストインポートウィザードでやってやらないとならないわけですよね。めんどくさいっていうか、うっかり間違いとかしちゃいそうですよね。

そこで・・・。このインポートウィザードの中で行った各種設定等々を、ひとつの定義ファイルとして保存しておくことができます。

インポートウィザード画面の左下の「設定」っていうボタンをクリックすると、↓こんな感じの画面が出てきます。

こうした内容を保存しておいて、次におなじテキストファイルをインポートするときとかに使うことができるのです。

定義を保存する場合は右上の「保存」ボタンをクリックします。
こういう名前で保存されるです。


で、この定義ファイルをどこでどう使うかというと・・・たとえば、マクロで、テキストファイルのインポートをさせるような場合に・・・。

アクションの引数欄に「定義名」というとこがありまして、ここにさっき保存した定義を選ぶと、ただインポートするだけじゃなくて、この定義ファイルの内容にそってインポートしてくれます。
この辺の操作に関する細かいことは、「テキスト変換」のヘルプを参照してください。いろいろ細かいことが書いてあります。

あ、このマクロ、VBAのコードで書くと

 

こうですね。マクロでもコードでもどちらでもよいと思いますよ。お好きな方法をおつかいになられればよいでしょう。

こんなふうに、マクロやコードの中に記述して使うことができるので、ややこしいテキストファイルのインポートをしょっちゅうやる場合は、こうしてひとつ仕組みを作っておくといいかもしれないです。ただし、いきなり定義ファイルを作るのではなくて、なんどかインポートしてみてエラーが出たりしないかどうか繰り返しテストを行ってから、ですよ。